だいぶ日が高くなり蒸し暑くなりましたね(;´Д`)
今日は冬に起こりやすいと言われている
脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす
血栓症の話をしたいと思います♪
なぜ 暑くなってきたのに冬の話?
と思われると思いますが 「冬に多い」
というだけで年中発症する恐れがあるからです。
梗塞ってなに?
「そもそも 脳梗塞や心臓梗塞の梗塞ってなに?」
「言葉は聞いたことあるけど意味わからん…」
と いう方のためにわかりやすく説明します。
梗塞とは 簡単に言うと
【塞がって流れが通じなくなる】
という意味になります。
ここで言う梗塞とは血管が血栓により塞がって
詰まってしまう……
脳の血管で詰まってしまうと【脳梗塞】
心臓の血管で詰まってしまうと【心筋梗塞】
と 言われます。
そして 血管に血栓ができる事を【血栓症】と言います。
血栓症とはどんな病気?
血栓症とは 血管の中に何らかの原因で、
固まってできる血の塊で血管が詰まってしまう
症状の事です。
血栓症が原因で引き起こされる代表的な病気が
先にも出てきた
【脳梗塞】や【心筋梗塞】 です。
血栓はどのようにしてできるのか。
血液には血を固まらせる「凝固」という性質と
溶かすための「線溶」という性質があります。
血管内の血液がスムーズに流れているのは、
二つの性質がバランスよく働いているからなんです。
ですが、血管が傷ついたり破れたりなどで出血
すると、止血するために「凝固」の性質が働きます。
そうすると、傷ついた血管を栓でふさぐように
血の塊ができる事から「血栓」と呼ばれています。
ウィルヒョウの3要素
これは余談なのでマメ知識程度に♪
ウィルヒョウの3要素とは
「血栓ができる背景として、3つの要因がある。」
と ドイツ人病理学者であるフィルヒョウ(Virchow)
が挙げています。
- 血管内膜の状態の変化。
- 血液の成分の変化。
- 血液の変化。
1. 血管内膜の情痴の変化
動脈硬化など血管や血管の内膜の変化
2. 血液の成分の変化
血液の水分不足による脱水症状などの変化
3. 血液の変化
血液の流れが滞ったり 乱れたりするなどの変化
※ 興味がある方は リンクを貼っているのでそちらから♪
血栓症は大きく分けると3分類される。
- 生活習慣病が素になるもの
- 60代以上の高齢者がなりやすいもの
- 病気や年齢に関係なく起こるもの
では解説していきます。
・生活習慣病から血栓が起きるタイプ
高血圧や高血糖、脂質異常などの生活習慣病が
ある人は動脈硬化を起こしやすい傾向にあります。
高血圧、高脂血症、脂質異常などの生活習慣病が
ある方は、血管の内膜を覆っている内皮細胞に
コレステロールなどの脂肪物質が溜まりやすく、
ヘドロのようにへばりつきます。
このヘドロ化したコレステロールや脂質物資が
剥がれると、剥がれたコレステロールや脂質物質を
異常とみなし、防御のために凝固の作用が働いてしまい、
血栓が作られます。
それが原因となり、心筋梗塞や脳梗塞を
引き起こします。
・高齢者に起こりやすいもの
60歳以降の約10%以上に発生すると言われていて
※心房細動が起こると血栓ができやすくなる、
心原性脳梗塞が代表的です。
※不整脈の一種。心臓の心房が痙攣するように
小刻みに動く。
心房細動が起こることにより、血流が乱れてスムーズに
心室へ送られなくなり 心房で血栓ができやすくなります。
この血栓が脳の動脈で詰まると心源性脳梗塞になります。
心房で作られた血栓は血管で作られる血栓に比べ
大きくなる傾向があり、重症化しやすい特徴があります。
・ 病気や年齢に関係なく起こるもの
同じ姿勢のまま動かなかったり、水分不足で血液が
ドロドロになることで静脈系に起こりやすい血栓。
ロングフライト症候群や
エコノミークラス症候群が代表的です。
これは 長時間同じ姿勢でいる事により足の血流が
滞ったり、水分不足により血液がねばねばした状態の
時iに血栓ができ肺の動脈を塞いでしまいます。
これを肺塞栓となりますが、悪化すると肺梗塞になります。
血栓を予防するには…
血栓症を防ぐためにはどのような事に気を付けて
生活していけばいいのか…
生活習慣病の予防コレステロールが気になったら
生活習慣病からの血栓症
肥満や高血圧、糖尿病、脂質異常症などを
改善しましょう。
総合的にみて 一番効果的なのは適度な運動です♪
軽いジョギングや散歩など有酸素運動などが効果的です。
また 下半身や体感を鍛えて筋肉量を増やすのも
効果的です♪
食事においては、※【まごわやさしい】 の食事を
心がけると改善しやすいです♪
ま 大豆や小豆などの豆類のことです。タンパク質やマグネシウムの摂取に
ご ゴマ ナッツ クルミ アーモンド。不飽和脂肪酸やビタミンEの摂取に
わ わかめ 昆布 のりなどの海藻類。 ヨード、カルシウムの摂取に
や 野菜や根菜。ベータカロチンやビタミンCの摂取に
さ 魚いわゆる魚介類の事ですね。タンパク質、オメガ3脂肪、亜鉛の摂取に
し 椎茸、しめじなどのきのこ類。多糖類、食物繊維の摂取に
い じゃがいも、さつまいも、里芋などの芋類。食物繊維や炭水化物の摂取に
高齢からの血栓
定期的に健康診断などで心電図検査を受け、
心房細動があるかどうか確認します。
万が一 心房細動が見つかった場合ですが、
心房細動自体 治療が困難なので、血を固まりにくくする
抗凝固薬などで血栓を予防するしかありません。
心配な方は早めに医療機関の受診をお勧めします。
環境からの血栓
なるべく同じ姿勢を避け、屈伸運動をしたり
こまめな水分補給をします。
足上げ運動やかかと上げ運動など 座ったままできる
運動もあります♪
歩けるようなら散歩もお勧めです♪
まとめ
さて いかがだったでしょうか?
脳梗塞や心筋梗塞の素になる血栓症。
意外と身近な生活習慣病や座りすぎなどの
同じ姿勢。
そして脱水症状などでも血栓ができてしまいます。
これらの血栓症を予防するには まず運動。
適度な運動をして血流を良くしましょう♪
食事は まごわやさしい を心がけ、
コレステロールや高脂血症が気になるようなら、
血液がサラサラになる玉ねぎや食物繊維がたくさん
入っている野菜を摂取しましょう♪
また 青魚の鯖やイワシのオメガ脂肪酸なども
とてもいいです♪
水分補給もわすれずに♪
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます♪
ケーニッチでした♪
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