こんにちは ケーニッチです♪
さて 今回はすでに流行りつつある食中毒について
書きたいと思います。
食中毒とは
食中毒とは、食品に起因する腹痛や下痢、
嘔吐、発熱などの総称で、
原因によって症状は様々です。
食中毒は 腸内で細菌やウィルスが増殖することにより
胃腸の機能が低下します。
そして、体内に入った細菌やウィルスを
排出しようとして嘔吐や下痢、発熱します。
また 嘔吐や下痢をしてある程度細菌やウィルスを
体外に排出すると症状も少しずつですが緩和されてきます。
しかし、下痢や嘔吐が長時間続くと、水分や電解質も一緒に
体外へ排出されて脱水症状を引き起こし、重症化して、
死亡する恐れもあります。
特に小児や高齢者は脱水が進み深刻な状態になることが
多いので注意が必要です。
さらに、下痢止めや吐き気止めの薬を安易に飲んでしまうと
体内で増殖した細菌やウィルスを排出することができず、
長期間腸内で留まることにより症状が長期化します。
毒素型の細菌やウィルスに感染した場合は腸内で毒素が生成
され重症化しやすくなります。
自己判断で下痢止めや吐き気止めなどの薬の服用は
重症化の恐れがあるので必ず医療機関を受診しましょう。
食中毒の種類
食中毒の種類は 大きく分けると
◦細菌によるもの。
◦ウィルスによるもの。
◦毒によるもの。
◦カビやキノコなどの菌によるもの
などがありますが
今回は細菌とウィルスによるものを
紹介したいと思います。
それでは解説していきます♪
食中毒を引き起こす細菌やウィルスは?
- サルモネラ菌
- 黄色ブドウ球菌
- 出血性大腸菌
- 腸炎ピブリオ
- カンピロバクター
- セレウス菌
- ポツリヌス菌
- ノロウィルス
結構 沢山種類がありますね…(;´・ω・)
ケーニッチが調理師をやっていた頃の
食中毒の代名詞は
【サルモネラ菌】
【黄色ブドウ状球菌】
【出血性大腸菌 O-157】
でしたがさらに種類が増えたのでしょうか?
症状と感染経路
❍ 腸炎ピブリオ
主な原因:魚介類
潜伏期間:8~24時間
感染経路と特徴:
主に海水に生息し真水や酸に
弱い。
常温で速やかに増殖し、3%前後の塩水を
含む食品でよく増殖する。
夏季~秋口にかけて多発します。
主な症状 :腹痛、下痢、嘔吐、発熱。
❍ サルモネラ菌
主な原因:牛、豚、鶏 など食肉類や鶏卵
潜伏期間:6~72時間
感染経路と特徴:
動物の腸 鶏卵の殻や卵自体が保菌していることも。
さらに河川や下水 ネズミやゴキブリ。
ペットも保菌している可能性があるので
触ったらしっかり手洗いし除菌しましょう。
乾燥に強い。
主な症状:激しい腹痛、下痢、嘔吐。
❍ 腸管出血性大腸菌 O-157
主な原因:牛の腸管 汚染された水耕野菜や井戸水
潜伏期間:1~数日
感染経路と特徴:
生の牛ホルモンや汚染された水耕栽培野菜など
熱、消毒剤に弱い。
主な症状:腹痛、発熱、嘔吐、下痢。
O-157はベロ毒素を出し腸内の血管壁を破壊し、
鮮血が混じった血便が出る。
溶結性尿毒症で死に至ることもある。
❍ カンピロバクター
主な原因:食肉(特に鶏肉)、飲料水、生野菜など
潜伏期間:1~7日
感染経路と特徴:
家畜や家禽類の腸管内に生息。
鶏肉の臓器や飲料水を汚染する。
乾燥に弱く、通常の加熱調理で死滅します。
主な症状:発熱、倦怠感、頭痛、吐き気、腹痛、下痢、血便
❍ 黄色ブドウ状球菌
主な原因:乳や乳製品(牛乳やクリーム)
卵製品や畜産製品(肉やハム)
穀類や穀類の加工品(寿司や弁当など)
魚肉加工品(ちくわやかまぼこ)
和洋生菓子
潜伏期間:1~3時間
感染経路と特徴
:人や動物に常在します。
黄色ブドウ球菌は感染すると、
毒素(エンテロトキシン)を
生成し、100℃、30分の加熱でも無毒化されません。
主な症状:吐き気、嘔吐、腹痛、下痢
❍ セレウス菌
主な原因:【嘔吐型】ピラフやスパゲッティ、パスタ。
【下痢型】食肉や野菜、スープ お弁当。
潜伏期間:【嘔吐型】30分~6時間
【下痢型】8~16時間
感染経路と特徴
:土壌などの自然界に広く生存しています。
毒素を生成します。
また、芽胞は90℃、60分の加熱でも死滅しません。
家庭用消毒薬も無効です。
❍ ポツリヌス菌
主な原因:缶詰、瓶詰、真空パック食品(からしレンコンなど)、
レトルト類似食品、いずし。
【幼児ポツリヌス症】
蜂蜜、コーンシロップなど
潜伏期間:8~36時間
感染経路と特徴:
土壌や河川、動物の腸管など
自然界に広く生息しています。
酸素のないところで増殖し、熱に極めて強い
芽胞を作ります。
毒性の強い神経毒を作ります。
毒素の無害化には80℃で30分間の加熱を
要します。
症状:吐き気、嘔吐、筋力低下、脱力感、便秘、
神経症状(複視などの視力障碍や発声困難、
呼吸困難など。)
❍ ノロウィルス
主な原因:二枚貝(牡蠣、ハマグリ)
患者の糞便や嘔吐物など。
潜伏期間:1~3日
感染経路と特徴:
10月~4月にかけて集中発生します。
食品中では増殖しませんが、人の
腸内の実で増殖します。
少量で感染し、また感染量が非常に強いです。
症状:下痢、吐き気、腹痛、嘔吐、発熱(38℃以下)。
通常は3日以内で回復します。
食中毒の予防
食中毒の種類は沢山ありますが、予防は簡単にできます。
というのは ある程度、感染経路がはっきりしているからなんです。
食中毒に感染しないためには、
◦ しっかり手洗いすること
◦ 食品は流水で洗い流してから調理する。
◦ 肉を調理する際はしっかりじっくり火を通す。
◦ 肉や魚を調理したまな板や包丁で他の食材を調理しない。
(同じもので調理する場合はしっかり洗い除菌する。)
◦ 調理器具はしっかり洗い、水気をとって保管する。
書いてみてわかったんですが 意外とありましたね(笑)
もしも食中毒になってしまったら
食中毒になってしまった場合、安静にして、
なるべく多めに水分を補給し
下痢止めなどの薬は服用しないようにします。
また 食欲がない場合は無理に食事をとらずに、
水やスポーツドリンクを飲み、脱水症状にならないように
しましょう。
医療機関の受診
もしも症状がなかなか改善されない場合や、
症状が激しい場合は速やかに病院へ行きましょう。
特に以下の場合は注意が必要となります。
- 水分の補給ができない。
- 一日に10回以上嘔吐や下痢がある。
- 激しい下痢がある。
- 血便など便に血液が混じっている。
- 腹痛が続く。
- 呼吸が不安定、意識がもうろうとしている。
- ぐったりしている。
- 高熱がある。
食中毒は夏季だけではなく一年を通して発生しますが
特に夏から秋にかけて、体が暑さで弱っていたり、
疲れていたりと抵抗力や免疫力が下がっている季節なので
注意が必要です。
まとめ
さて いかがだったでしょうか?
ケーニッチはその昔、生ガキを食べて、
食中毒になったことがありますが(笑)
それはそれは大変でした(;´Д`)
上から下から止めどなく溢れてきまして、
トイレで寝てやろうかと思ったくらいでしたが…
食中毒は予防をすることにより、
感染を防ぐことができます。
そして 万が一感染してしまった場合は
自己判断せずに医療機関を受診して、
早めに対処しましょう♪
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